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フロリードDクリームが効かない?効果を引き出す正しい使用方法は?

カンジダ治療薬といえば日本ではエンペシドクリームがあまりにも有名ですが、フロリードDクリームという名称の抗菌薬も登場しています。フロリードDクリームはカンジダだけでなく、白癬菌による水虫体部白癬、でんぷうなどの治療に有効性を発揮します。これらの真菌類の感染による発赤や水ぶくれ・湿疹やかゆみなどの症状の緩和を期待できます。有効成分にはミコナゾールを配合しており、白癬菌ファミリーに殺菌的に作用するのは細胞膜の生成を阻害する作用に優れている点にあります。真菌は増殖・成長するためには細胞膜の生成が必要不可欠です。有効成分ミコナゾールには、真菌の細胞膜生成の為に必要な物質であるエルゴステロールの生成を阻害します。真菌はエルゴステロールを合成する酵素の働きが阻害されるとエルゴステロールの供給が止まることでそれ以上、成長することが出来なくなります。その結果白癬菌の増殖が抑制されて、かゆみや発赤などの諸症状の緩和を期待できるわけです。

フロリードDクリームの有効性は臨床試験でも明らかにされており、水虫やカンジダ症・でんぶうなどの対象患者600名近くを対象に実際された臨床試験では、1日2-3回塗布したグループでの有効率は90%を越える有効率が明らかにされました。一般的には外用薬が奏功しがたい角質増殖型水虫に対しても75%もの高い数値の有効性が確認されています。

ところがフロリードDクリームを塗布しても、すぐに効かないなどの声もあります。臨床試験と使用中の実感に乖離があるのはいかなる理由によるものでしょうか。ここは正しい使用法を順守していない点に問題の所在がありそうです。ここでフロリードDクリームの用法用量を確認しておくと、1日2-3回患部に塗布するだけです。患部が清潔で薬剤が浸透しやすいコンディションに塗布する意味でも、1階は就寝前の入浴後に塗布するのがオススメ。ただし、ここで注意が必要なのは、フロリードDクリームを塗るときは患部よりもさらに広い範囲に、クリームを塗布すると言うものです。この理由は真菌はカビの一種であって菌糸が想定以上に広がっている可能性があるので、真菌が感染しているおそれのある広範囲をカバーして塗布しないと、不十分な治療になってしまうおそれがあるからです。

フロリードDクリームが効かないとの実感を持っている方は、患部だけに塗布範囲を限定することで周辺に感染を拡大している白癬菌までも、十分に抑制できていない可能性があります。フロリードDクリームの高い治療効果を実感するには、カビ類の特性をふまえ内側から外側に向かって広く塗るのが重要です。

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